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用語集
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女心のわかる男
"奈良時代、貴族の暮らしぶりは、それはそれは豊かで贅沢三昧だったようですが、 庶民
は、まだまだとても貧しかったようです。
竪穴式住居などに住み、家族全員が一つの部屋で暮らしていました。
万葉集の代表的歌人山上憶良も、そんな貧しい庶民の一人でした。
彼はとても勤勉家で、才能さえあれば出世もできるとばかりに、頑張って勉強し、遣唐使
に任命されました。
また、類稀なる歌の才能にも恵まれ注目されました。
しかし、思うような出世はとげられず、貧窮問答歌をたくさん残しています。
どちらかといえば、貧窮や子供がテーマの歌を詠むというイメージが強い山上憶良ですが
七夕の宴の席では、みなのリクエストに応えて、織姫と彦星の切ない恋になぞらえて、こ
んな↓艶かしく?もいじらしい女心を詠んだ歌も残しています。
● 天の川相向き立ちて吾(あ)が恋ひし君来ますなり紐解き設(ま)けな
天の川で彦星さまを待ちわびる織姫のように、私は愛しいあなたの訪れを、今か今かと帯
の紐を解いて待っていますのよ。
といったような意味の歌です。
当時の結婚形式は、夫が妻の元を訪れる妻問う婚でした。
男性でありながら、妻の立場からの歌を詠むというのは、この当時非常に珍しく斬新な試
みでもあったので、みなの心にストレートに響き、 宴の席にいた男たちは、この歌を聞
いて、 「そろそろアイツの所に行ってやらないといけないかなあ」
と、みな自分の妻のことを思いやるようになったとのことです。
めでたしめでたし^^"
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